3Ⅾプリンターを選ぶポイント
まずは何を作りたいですか?以下の2択からお選びください
①フィギュア
②フィギュア以外
結論から言うと
①を選んだ方真っ先に光造形(樹脂:レジン)をお買いもとめください。
②を選んだ方は熱溶解方式(樹脂:フィラメント)の3Ⅾプリンターで大丈夫です。
この先は深堀して説明していきます。結論が分かったからいいやという方はここで終わりです。
熱溶解方式と光造形方式とは?
簡単に熱溶解方式と光造形方式の説明をすると、
熱溶解方式は樹脂(フィラメント)を呼ばれるものを溶かして重ねて作るもの
光造形方式は樹脂(レジン)を紫外線によって硬化させて形を作っていくもの
ではこの二つの
積層ピッチについて話します。
まず積層ピッチとは?
3Ⅾプリンターは重ねていくことで物をつくります。この時の
光造形の積層ピッチ 0.05mm以下
熱溶解方式の積層ピッチ 0.3mm~0.05mm
これを見てもらうとわかるように、積層ピッチが全く違います。
以前光造形と熱溶解方式で同じものを造形してみたのですが、比較の写真です
積層ピッチが変わるとこんなにも造形物のきれいさが変化します。
最初に戻るとフィギュアを作りたい人には光造形でないと作ることが出来ないということです。(大きさにもよるが)
積層ピッチが何に影響するのか?
- 作れるものの最小サイズ
- 造形物の見た目(積層痕)
原理から先に話すと
例えば、ストローサイズの穴から溶かしたプラスチックを出したとして、3mm×3mm×3mmのサイコロを作ることが可能ですか?
Ans.できません
これはストローの穴の大きさは5mm以上あるのでそれ以下の3mmの物は作れません。
光造形の場合、3mm×3mm×3mmの正方形を作ることが可能です。これは積層ピッチが0.05mmだから可能ということです。
じゃあどんな人も光造形もっておけばよくね?って話になるのですが、光造形にもデメリットはあります。
光造形のメリット・デメリットとは?
メリット
- めちゃくちゃきれいな造形物を作ることが出来る
- 小さい物でも作れる
デメリット
- 初期コストが高い
- レジンが高い
- めちゃくちゃ作るのに時間がかかる
メリット
小さいものが作れる
めちゃくちゃ小さなものもつくれる 私は光造形でイヤリングを製作したことがありますその時作ったものが
かなりの力作で、自分の作品のファンになりそうです。メルカリで販売してるのでよかったら#kaystyleで検索!
話を戻して、これだけ小さなものでも作ることが可能です。この支柱一本はおおよそ1.5mm
デメリット
初期コストが高い
光造形の3Ⅾプリンターはかなり高価でメーカー物だと30万円~を見たほうがいいです。
最近では、3万円台の光造形の3Ⅾプリンターも売られていますが、使ったことがないので何とも言えないのが現状です。
【超格安・光造形】ANYCUBIC Photon Zeroレビュー
レジンが高い問題
レジンはおおよそ500mlで1万円近くするんです、、、かなりコスパが悪いですね、、、
XYZメーカーではレジンセールなどをやっていて1L 1.5万円で買えるときもありますが、それでも高いのが現状
積層ピッチが小さいと
30mmの物を作るのに、ピッチ0.05mmで作ると単純計算で600回近くスライスする必要があります。
30mmの物を作るのに5時間ほどかかるなどざらにあります。
これが光造形のメリット・デメリット
欲しいものがこんがらがった方すみません。
次に
熱溶解方式のメリット・デメリット
メリット
- 本体が安価
- コスパよし
デメリット
- 小さいものは作れない
メリット
本体が安価
安いものだと3万台からあります。
おすすめの3Ⅾプリンターについてはほかの記事で説明しているのでそちらから
コスパがいい
フィラメントはメーカーが推奨しているものを使用しなけばアマゾン等で1kgー2000円のフィラメントもあります。
こんなに安くても使用になんの問題もないので試してみるといいとおもいます。1kgもあれば、いっぱい作ったとしても1か月いや3カ月ぐらいは持ちます
めちゃくちゃコスパがいいです
デメリット
小さいものは作れない
小さいものが作れないと言っても、5mmは余裕、2mmぐらいになってくるときついかなといった感じです。
私の持っている3Ⅾプリンターはピッチ0.05mmまで対応しているので、1mmの造形物でも問題なく作ることが可能です。