【3Ⅾプリンター】買う前に知ってほしい事【購入前に】
皆さんこんにちは『海里』です。
3Ⅾプリンターを使用して、約4年がたちました。
今までにたくさんの機種を使用してきましたが、使い倒したのはこの4台の機種です。
ダビンチ1.0Aio
ノーベル1.0
Adventurer3
Ender3
この4台の機種を使い倒してきた私が買う前に知ってほしい事について紹介します!
3Ⅾプリンターを持つことで工作の幅が広がり、今まで個人で製作できなかったようなものも製作するとこが可能です!
楽しい3Ⅾプリンターライフをお送りください!
YouTube作ってみました!↓
3Dプリンターの原理
熱溶解方式(FDM)
左:熱溶解方式 中:熱溶解方式 左:光造形
熱溶解方式と呼ばれる3Ⅾプリンターは
材料にフラメントと呼ばれる樹脂を溶かし、下から徐々に重ねていくことで作っていく3Ⅾプリンター
利点としては
・比較的安価に購入可能
・フィラメントが1kg:2000円台~
・PLA樹脂を使用することで、匂いはほとんどなし
欠点としては
・光造形と比べるときれいさが劣る
・機種によっては騒音が気になる
・樹脂によっては造形中の匂いがする
どんなものにも欠点はありますね
光造形(SLA)
光造形型の3Ⅾプリンターはレジンと呼ばれる樹脂にレーザー光(紫外線)を照射することで、部分的に造形を行っていきます。
造形ピッチを0.1mm~0.0025mmと小さくすることができるので、熱溶解方式よりも滑らかな造形物を作ることができ
利点としては
欠点としては
・レジンの匂い (無臭レジンというものがあるようですが、誤飲を防ぐためにも匂いはあった方がいいかと…)
・造形時間がかかる (光造形の種類による)
・造形中プラットフォームに積層ができているのか見ることができない (SLAタイプではプラットフォームの高さ調節に苦戦)
・3Ⅾプリンターの洗浄が大変
価格的には高額なものになりますが、最近では3万円台~
騒音について
Adventurer3を使用してから、3Ⅾプリンターってこんなに静かなのかと驚いています。
騒音の原因としては、ステッピングモータの稼働音、ファンの風きり音で、その他にも条件が悪いとノッキング音がする場合があります。
モータドライバの交換→モータドライバがステッピングモータの稼働音の主な原因
造形温度の最適化→温度が低すぎると、フィラメントを押し出せずノッキング音の原因に
光造形においては、造形中の音に関しては比較的小さいですが、
熱溶解方式では稼働部分が多いいので、稼働音が大きくなります。
熱溶解方式と光造形方式の使い分け
使い分けとしては、よりきれいに作りたい方は光造形、安価に使いたい!そこまでの精度はいらない方は熱溶解
プラモデルのようなものを作りたい方は光造形一択!
最近の熱溶解方式も精度が良くなってきており、光造形とまではおよばないものの許容できるぐらいで作れるほどになってきました。
まとめると
熱溶解方式 | 光造形 | |
価格が安い | 〇 | × |
精度 | × | 〇 |
後処理 | 〇 | × |
造形速度 | 〇 | × |
消耗品の安さ | 〇 | × |
後処理
熱溶解方式の後処理
基本的にはサポートを取り除き、やすりをかけます。最近の3Dプリンターは精度がよいので、やすりをかけなくても大丈夫です。
ABS樹脂の場合にはアセトンにつけることで、表面が溶けつるつるにすることが出来ます。
光造形の後処理
造形物をアルコール液で洗い表面についているレジンを取ります。その後まだペタペタするので、太陽の光に当てレジンを硬化させる、または専用ののUVライトを使用します。
専用のライトは高価なので、レジンの波長と合うものを選ぶと、マニキュア用のUVライトでも硬化させることが出来ました。
フリーサイト
Thingiverseというサイトが一番使いやすく、たくさんの3Dデータが公開されているのでお勧めです。しかし、サイトは英語圏のものです。その為検索する際には英語で検索しないとでてきません、Google翻訳などで翻訳してから検索するとよいです。リンクは下から↓
Fusion360
使いやすさなどからFusion360 がいいと思います。しかし使用するのに使用料(年間約4万)がかってしまいます。
しかし学生の場合には無料で使うことが出来ます。
社会人の方も一定の売り上げがない場合無料で使えるので、確認してみてください。
以上